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21:00~オンライン(先行配信)

フォーラム「セキュリティ2.0~サイバーセキュリティしか勝たん!~」

近年、デジタルの発達によりサイバー攻撃など国を脅かす新たな脅威が誕生しています。
北海道においても、社会全体がデジタル化によりサイバー攻撃の脅威が身近に潜み、道内企業の3割がサイバー攻撃の被害に遭っているといわれている中、サイバーセキュリティ対策が国防や防災の観点からインフラを支えるために必要であるということを知っていただくための講演とトークセッションを実施します。

出演者


「セキュリティ2.0~サイバーセキュリティしか勝たん!~」インタビュー

安全保障確立委員会 委員長 齊藤 真弘
北海道強靱化委員会 委員長 湊 雄裕

本大会で行う事業について


湊:私たち安全保障確立委員会と北海道強靱化委員会が属する国家デザイン室が地区大会で行うは、サイバーセキュリティに関するフォーラムです。

サイバーセキュリティを題材として取り上げた理由としては現在、皆さんが普段使っているパソコンやスマートフォンに対しての攻撃が増えているからです。被害が目に見えにくいため実際に被害にあっているのにも関わらず、それについて気付けていないという問題がありましたので、フォーラムにおいて問題提起をいたします。

テーマを選んだきっかけ


湊:国家デザイン室では、私が北海道強靭化委員会として主にインフラについて取り組んでいます。もう一つは齊藤委員長の安全保障確立委員会で名前の通り安全保障について取り組んでいます。室合同でフォーラムを行うことになったときに両委員会ともに課題となっていたのがサイバーセキュリティでした。

安全保障については現在、国家的には問題になっています。しかし、サイバーセキュリティに関する部分については軽視されているといったら語弊があるかも知れませんが、実際にはまだ不十分であると考えています。

また、私たち北海道強靭化委員会として取り組んでいるインフラとはあまり関係のないと思われるかもしれないのですが、今進めているスーパーシティ構想などデジタル化がどんどん進んでいる中で、このサイバーセキュリティという分野は切っても切り離せない重大な課題になってきます。両委員会で共通する課題がサイバーセキュリティだったため、今回のテーマとして取り上げることにしました。

北海道の課題は何か、どんな未来を描くのか

湊:北海道の課題は数多くあると思いますが、一番問題の問題は人口減少だと思います。この人口減少による弊害として、インフラに関することでは道路や公共施設の維持費について人口が減れば一人が負担する金額が増えるということがわかりやすく現れています。人口減少はすぐには解決しない問題であるとは思いますが、解決方法を委員会で調査していくうちにスーパーシティ構想というものがありました。

仮に人口減少が今の状態で抑えられたとしても、未来的に考えると子どもは減っている状態になるので、実際に人がやらないといけないところは確実にあると思いますが、人手不足を解消するためにロボットやAIにできることを任せてデジタル化を進めていくことになります。また、高齢化についてもデジタル化によってバスの無人化や、買い物についても無人で行う実証実験までいっています。

このようにスーパーシティ構想を進めていくとなると、一人ひとりが住みやすくなる北海道ができると思います。そして、その安全性を維持するためにはサイバーセキュリティが大切になってきますので、今回のフォーラムで輝く未来を見ていただければと思います。

事業構築にあたってどんな苦労があったか

齊藤:今回フォーラムを構築するにあたって一番苦労した点は、講師の方と直接面と向かって打ち合わせができないことでした。メール、電話、そしてZoomを利用しての打ち合わせはできますが、やはり面と向かうことに比べると「画面越し」「声だけ」「文字だけ」だとコミュニケーションの中で受け取るニュアンスが少しずつずれてしまいます。講師の方が一生懸命作ってくれる資料に「ここはこうしてこのように伝えて欲しい」という部分がなかなか伝わりづらかったところが一番苦労しました。

知的好奇心がかき立てられたこと


齊藤:私たち自身も講師と打ち合わせをすることによって知らないことが結構ありました。サイバーセキュリティの対策や、普段使っているスマートフォンとパソコンにはどんな危険が潜んでいるのかなどはざっくりとわかっているとは思います。しかし「そんなことがあったんだ」といった細かい部分に気付かされました。

たくさんの知識をもつことで「あれ、これってどうなのかな?」と深掘りするきっかけになると思うので、知識を得て更に「これはどうなっているのかな」と好奇心がかき立てられるような事業を構築していきたいと考えています。

見所は何ですか

齊藤:皆さんもパソコンやスマートフォンなどサイバーセキュリティの対策として、迷惑メールを開いてはいけないといったざっくりとした知識はお持ちでしょうが、このフォーラムをご視聴いただくことによって更に「そういったこともあるんだ」という気付きが数多くあると思います。

講師の方もサイバーセキュリティは対策の一つとして知識を持つことが大切であると仰っていましたので、是非とも日々の生活の中にも恐怖が潜む所を知っていただき、スマートフォンやパソコンを使うときにサイバーセキュリティという考えを頭の片隅に置いて、生活の中に対策を取り入れていただければと思います。

視聴者へメッセージ


湊:私たち北海道強靱化委員会では、インフラを中心に北海道がどうしたら良くなるかを1年考えて運動をしてきました。北海道の中でも更別村ではスーパーシティ構想に向けた取り組みを行うなど、最先端の動きをしている自治体もあります。

北海道は景気が良くないなどとよく耳にすると思いますが実際に前へ向かって進んでいる自治体もあります。皆さんの自治体も皆さんが動くことによって何か変化が起きます。更別村の村長さんが「若い人がやっぱり動かいないといけないと、チャレンジするんだったら今しかないよ」と仰ってました。

実際にサイバーセキュリティは身近なことではないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、現在コロナ禍によって在宅ワークなどが増えています。そして皆さんもお持ちのスマートフォンもどんな形で攻撃されているかわかりません。知識を持っていることだけでも、攻撃された時に「これはこういった攻撃なんだ」とわかることから対策できるように。知らないことがどんどん被害を増やしていくことにもなりますので、これからのデジタル社会を生き抜いていくためには是非、今回私たちのフォーラムをご覧いただき、それを知らない方にもどんどん広げてもらえればと思います。



齊藤:私たち安全保障確立委員会は今年度、国防という観点も活動の中に取り入れています。今年の地区大会は千歳大会ということで、千歳には航空自衛隊や東千歳、北千歳に駐屯地があり自衛隊の方々が国防に勤しんでいらっしゃると思います。そして、国防という観点からもサイバーセキュリティ対策についてはとても要な位置づけになっていくと思います。

ただ、それだけではなく、皆さんがサイバーセキュリティの対策をすることで個人や企業が使っている電子機器から情報が盗まれることを防ぐことも国防に関わってきます。そこで皆さんが一つひとつサイバーセキュリティについて知識をつけて学んで行くことが、この北海道そして日本を守っていくことにつながると思いますので、是非ともこのフォーラムをご覧いただいてサイバーセキュリティについての知識を得て、日々の生活にいかしていただければと思います。ご視聴宜しくお願いします。



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本大会における新型コロナウイルス感染症に対する取り組み