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第68回北海道地区大会北見大会 大会趣旨

オホーツク地域の中核的役割を担う北見市は、2006年に1市3町の合併により東西110km、1400 km²に及ぶ広さを誇り、山や川そしてサロマ湖、オホーツク海を抱え、豊かな各地域の特色を活かし、人やモノの交流を基盤として発展してきました。市町村の合併の推進による地方分権が進む中、行政だけの取り組みでは諸問題に対応していくには限界があることから、北見青年会議所は2009年、第58回北海道地区会員大会北見大会の「自分たちのまちの未来は自分たちでつくる」を合言葉に発信したムーブメントを契機に、北見ハーフマラソン大会を展開し、協働の絆を育んできました。

しかし、個々のまちづくりへの意識は醸成されてきましたが、多くの地域資源を有しながらも未だ各地域が独自で魅力を発信しているに留まり、各地域住民においても合併に伴う大きな意識変化はなく、各地域間交流も希薄であることが北見市合併検証報告からも考察されているのが現状です。

広大な大地と豊富な地域資源に恵まれた北海道は、各地域の魅力に依存しているに過ぎません。今後の人口減少、少子高齢化の加速に伴い、コミュニティの崩壊、生活機能の縮小、防災力の低下などにより、地域が持続不能となる恐れが生じています。地域の持続なくして北海道の持続は成し得ません。地域の垣根を越えた社会を保ち均衡ある発展をとげるべく、個々では解決できないと考える問題に対し、地域に住まう人々が一丸となって果敢に立ち向かうことが解決への道しるべとなります。そして、地域と地域を結ぶ力によって未来を見据えた新たな価値を創造することで、時代の急速な変化による課題に対応した持続可能な強い地域を生み出します。

本大会では、協働が息づくまち北見から地域と地域を結ぶ原動力である結の力を提示し、未来へ続く確かな歩みを実感していただきます。また、地域を導く確かな力をもつ私たちJAYCEEの自信と誇り、愛する地域への熱く滾る情熱が、各地に変革の能動者としての強い意志を呼び起こします。さらに、一歩踏み出す新たな挑戦から新しい価値を次代に紡ぐことで、持続可能な未来永劫続く北海道を創造します。