北海道地区大会とは
毎年、北海道の1つの都市で開催され、現状の課題から未来のために考え、今後の私たちの生活のために学ぶ「フォーラム」と呼ばれる公開討論会を行います。各地会員会議所会員をはじめ、北海道すべての人々にもご参加いただくことができます。また私たち各地会員会議所会員は開催都市に集結し、地域を知り、未来のために学び、仲間との懇親を深めます。
今年のテーマ・趣旨
旭川は、1890年にその基となる、旭川・神居・永山の三村が置かれて以来、様々な発想をもつ先人たちが、様々な資源を用いて、多様な産業を生み出してきました。稲作などの農業、紙パルプなどの製造業、旭川家具をはじめとした木工、機械金属などの、ものづくり産業が集積している他、交通・物流の拠点として北海道中から集まる食材を利用した食品加工業も盛んです。また、医療や福祉の分野も発展しており安心して暮らせるまちでもあります。
様々な特色に恵まれた旭川ですが、近年は担い手不足による廃業が目にとまり、新しい産業の創出など、革新的な動きもさほどありません。経済や産業の停滞は働く世代の人口流出を生み、人口減少や生活水準の低迷をもたらします。これらが悪循環している中、出産年齢の中心となる女性も減少し続け、道北の中核都市として発展を遂げてきた旭川も、北海道の78%の地域と同様、2014年には消滅可能性都市となりました。さらに失業率や非正規雇用率、生活保護受給率も高く、どの課題をとっても北海道の各地域と共通するものが多くあげられます。
旭川、そして我々が守るべき北海道を持続可能なものへ変えるためには、今を悲観するのではなく、一人ひとりの個性が輝き、活き活きと暮らせる社会の実現に向けて日々行動していく必要があります。それは、誰もが自己実現を果たせる自由で寛容な社会をつくることであり、自らの力だけでは十分な活動ができない人に対しては、十分な助力ができる社会をつくることです。性別、年齢、国籍、宗教、障がいの有無などを問わず、様々な個性をもつ人が、認め合い、高め合い、助け合える社会は、各々の幸せを感じられ、次世代に向けた希望ある発想を生みだす力になります。2020年代のスタートを切った今、様々な産業を生みだし、色々な価値観により発展してきた旭川だからこそ、その誇りをもち、時代の急速な変化に対応できる多様性に溢れた社会の実現に向けて、我々が行動に移す時です。多彩な個性が活躍する社会は、イノベーションを起こす土壌をつくり、長期的には経済発展や人口増大に導く基礎となります。
本大会では、北海道第二の都市としながらも北海道に共通する多くの課題を抱えている旭川であることを自覚し、今すぐには解決できない課題がある中でも市民が幸福感に満ち溢れ、多彩な個性が活躍してきた旭川をより輝かせるために率先して行動し、各地域へと伝播します。さらに各地域において多様な人々の個性や価値観が尊重される誰一人取り残さない社会へと向けて行動に移すことで、今を生きる全ての人たちが生彩な花のように輝く未来を描き、幸福と希望が満ち溢れる持続可能な北海道を創造します。
地区大会のバナー
組織図
主催実行委員会組織図
主管実行委員会組織図
主催組織
大会長 | 金澤 宗一郎 |
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直前大会長 | 今村 敏彰 |
副大会長 | 福西 秀幸 |
副大会長 | 高橋 淳也 |
副大会長 | 高橋 伸吾 |
副大会長 | 三澤 計史 |
副大会長 | 村元 雄一 |
副大会長 | 渡辺 秀敏 |
主催実行委員長 | 山本 大将 |
主催副実行委員長 | 玉田 尚久 |
運営局長 | 生杉 隆礼 |
運営局次長 | 小川 真人 |
運営局次長 | 堀田 裕一郎 |
運営局次長 | 大津山 泰斗 |
運営局次長 | 松岡 一樹 |
顧問 | 石川 泰路 |
監査人 | 大和 文典 |
監査人 | 葛西 賢治 |
会計監査人 | 時田 真一 |
過去の地区大会
第66回 北海道地区大会 釧路大会 | |
第67回 北海道地区大会 苫小牧大会 | |
第68回 北海道地区大会 北見大会 |
公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会は、新型コロナウイルス感染症対策として、新しい生活様式である新北海道スタイルを推進するとともに、第69回北海道地区大会旭川大会では、新北海道スタイルに沿った形で大会を行うことを心がけています。